2024.7.26
はじめての方は、はじめまして。以前から読んでいただいている方は、またお会いできてうれしいです。
東京はザ・都会という街でブラブラ歩くだけでも楽しいですが、たまには古き良き街並みにも触れたくなってしまいます。そんなときに初めて埼玉県の川越市に行ってきました。小江戸川越と呼ばれるだけあってタイムスリップしたかのような街並みでした。その時の写真を1枚紹介します。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
さて、今回の被写体はこちらです。
松住町架道橋(まつずみちょうかどうきょう)です。
緑色が特徴的な橋ですね。
この橋は前回紹介した聖橋のある御茶ノ水と電気街・オタクの街でお馴染みの秋葉原のちょうど間に架かっている橋です。大正12年に発生した関東大震災の復興の一環として現在のJR総武線を御茶ノ水まで延伸した際に架けられました(昭和7年竣工)。径間約70m、支間は約72mの橋脚がないアーチ橋(タイドアーチ)です。トラス構造による二重のアーチが印象的で緑色なのも相まって、秋葉原のランドマーク的な橋です。
ちなみに、架道橋とは道路や鉄道路線の上をまたぐように架ける橋のことを言います。また、松住町とはこの橋が架かっているところの昔の地名である神田松住町に由来しています。
ただ、地名も変わってしまい、松住町はこの橋に残されているだけです。(この橋の下の交差点も今は昌平橋交差点と言いますが、昔は松住町交差点でした。)
さて、そんな松住町架道橋を撮影した写真がこちらです。
東京らしい景色のなかに突如現れる緑のアーチ橋、この橋がランドマーク的な橋と呼ばれるのも納得ですね。写真としてはシンプルに道が奥に続いている感じ、両脇に迫るビル、これらをバランスよく配置し、ど真ん中に主題の橋を入れることを意識しました。
焦点距離を105mmとすることで多少の圧縮効果も効いているのかなと思います。
【撮影時の設定】
使用カメラ:SONY α7Ⅲ
使用レンズ:SONY 24-105mm f4
ISO:100 F値:f/8
焦点距離:105mm シャッタースピード:1/250秒
こちらも同じような街並みと橋を一緒に撮ってみました。やっぱりインパクト大ですね!
【撮影時の設定】
使用カメラ:SONY α7Ⅲ
使用レンズ:SONY 24-105mm f4
ISO:100 F値:f/8
焦点距離:105mm シャッタースピード:1/200秒
色味を少し抑えてレトロな感じにしてみました。ビル、コンクリート、アスファルト、鋼橋はこういう色味があいますね!
お次の写真はこちらです。
ちょうどツツジ?の季節だったので前に少しぼかして入れてみました。緑の橋と花のピンクがいいコントラストになっていますね。ただ、どうせなら両方にピントを合わせても良かったかなと思います。(次の春にリベンジしたいです!)色味は先ほどの写真とはテイストを花も入れたので鮮やかになるように編集しています。
【撮影時の設定】
使用カメラ:SONY α7Ⅲ
使用レンズ:SONY 24-105mm f4
ISO:100 F値:f/8
焦点距離:42mm シャッタースピード:1/320秒
最後はメインを橋から標識に変えてみました。
こう言う縦に伸びるものを撮るときには縦構図があいますね。標識の無骨さと鋼橋の無骨がマッチしていて個人的にすごく気に入っています。
【撮影時の設定】
使用カメラ:SONY α7Ⅲ
使用レンズ:SONY 24-105mm f4
ISO:100 F値:f/8
焦点距離:42mmシャッタースピード:1/250秒
さて、今回は以上です。いかがだったでしょうか。
街に溶け込む橋、こうしてみると土木は街と共にあるんだ、共存しているんだということを強く感じます。
最後に撮影場所の紹介です。
所在地 :東京都千代田区外神田3
アクセス:JR御茶ノ水駅聖橋口から徒歩5分。JR秋葉原駅電気街口から徒歩6分
最後に宣伝です。この土木フォトスタジオの筆者である私、ゆゆまるは写真専用のInstagramをやっております。よければフォローお願いします。
アカウント名:yuyumaru1109
以上、ゆゆまるでした!次回もお楽しみに!
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