2021.2.8
みなさんが何気なく使っている橋、その橋には様々な形があることを知っているかい?今日はみなさんが車で走っている道路橋の形をどのようにして決めているかを解説するぞ!
まず、車が走っている橋には大きく分類すると、鋼橋とコンクリート橋があるぞ。
一番大きな違いは鋼橋の方がコンクリート橋より軽いという点で、鋼橋の方が一気に長い距離を橋にすることができるんだ。なので、川や谷の幅が大きければ鋼橋、短ければコンクリート橋になることが一般的だ。ただし、橋を支える土台(橋脚・基礎)を作る地盤が柔らかい場合は、重量を軽くしないといけないので、橋が短くても鋼橋になる場合もある。このように、橋の長さや橋を作る位置の条件から、橋の形式は決まっているんだ。
ちなみに阪神高速のような都市内高速では、橋の下に道路が入り乱れてて土台を作るスペースが限られているから、鋼橋で重量を軽くして、土台を減らしたり小さくしているんだ。
日本の道路橋全体では、鋼橋よりコンクリート橋の方が多いのに対して、阪神高速では鋼橋とコンクリート橋の延長比率が8:2(平成23年3月末時点)と逆転するのは、そのためなんだぞ。
【重 量】コンクリート橋:重い 鋼橋:軽い
【見た目】コンクリート橋:重厚感 鋼橋:スレンダー
【費 用】コンクリート橋:安い 鋼橋:高価
街中を歩いているときに、このような目線で橋を下から見ると、新しい気付きがあるんだ。次回は、鋼橋の中にも色々な形があるから、代表的な形の特徴を解説するぞ!
やっぱ鋼はアツいぜ!
あわせて読みたい記事