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土木フォトスタジオ⑧~これであなたも土木インスタグラマー!?~ “本町周辺の阪神高速の巻”

土木フォトスタジオ⑧~これであなたも土木インスタグラマー!?~ “本町周辺の阪神高速の巻”

2022.8.17

 はじめての方ははじめまして。前回を読んでいただけました方は、またお会いできてうれしいです。

 

 最近、カメラのレンズを買いたい欲が爆発しています。私の使用レンズは28-75mm f2.8、17-28mm f2.8、そして最近購入した55mm f1.8のレンズで、この三本体制で撮影しています。ただ、旅行や外出の際、レンズの交換などが煩わしくなったり、そもそも荷物が多くなってしまったりという弊害を生まれてきています。そこで、レンズ1本でなんでも撮れるSONY 24-105mm f4のレンズが欲しくなり、YouTubeでレビュー動画を見あさっている毎日です。もし、SONY 24-105mm f4レンズを使っている方がいらっしゃればコメント欄に使用感などをお教えください。

 

 さて、前置きが長くなりましたが、本題です。これまでは一つの橋をフォーカスして紹介していましたが、今回は大阪メトロ本町駅周辺の阪神高速をいっぺんにご紹介します!

 

撮影した写真はこちらです!

 

【撮影時の設定】

使用カメラ:SONY α7Ⅲ

使用レンズ:TAMRON 28-75mm f2.8

ISO:100

F値:f/18

焦点距離:28mm

シャッタースピード:20/1(20秒)

 

 大阪の名物「船場センタービル」の上に架かる阪神高速13号東大阪線と中央大通の夜景写真です。このエリアは、船場センター(店舗ビル)、阪神高速・中央大通(高架道路)、地下を走る地下鉄駅を「ビル・高架道路・地下鉄駅の一体整備」として、土木学会選奨土木遺産に認定されています。

*土木遺産については下記URLにて紹介されています。

https://www.jsce.or.jp/contents/isan/blanch/5_69.shtml

カンサイドボクスタイルの土木遺産でも紹介されています

 

 阪神高速13号東大阪線は万博関連道路として計画され、多くの人々の知恵と技術を集結させ、1970年に完成供用しています。当時では斬新なアイデアとなる土地の高度立体利用を活用して建設されており、写真のようにビルの上を高架道路が折り重なるように佇む、この場所ならではの景色を楽しむことができます。ほんと、当時の方の努力には感謝させられます。

*建設時のお話は下記にて紹介されています。

阪神高速ショートストーリー 第8話 市街地改造計画を取り込んだ先駆的事業

 

 この写真では、シャッタースピードを遅くすることで写真下部にあるレーザービームを表現しました。また、F値を大きくすることで街灯などの照明をウニウニの光にすることができ、なんだかすごそうな写真にすることができました。

 構図としては、明るい写真の奥側に道路がどんどん続いていくことで、自然と視線が誘導され、しっくりくる写真になっているのではないでしょうか。

 また、橋脚が梯子のような形をしているため、鉄やコンクリートの持つ、無機質ではあるが重厚感のある姿を表現できていると思います。夜景ならではの光がさらにそれらを引き立てているような気がします。

 

 次にパリっと重厚感を増すように白黒編集してみると、このような写真になります。私はこのような感じも結構好きですね。

 

上2枚の写真の撮影場所はこちらです。撮影するときは車・人に注意しましょう。

 

さて、次の写真はこちらです!

【撮影時の設定】

使用カメラ:Nikon D5600

使用レンズ:TAMRON 24-70mm f2.8

ISO:1600

F値:f/2.8

焦点距離:36mm

シャッタースピード:1/30

 阪神高速の信濃橋料金所(信濃橋入口)で、普段はフォーカスの当たらない料金所を撮ってみました。信濃橋入口は西船場JCTの改築事業のため閉鎖していましたが、2020年1月末に再開通しています。改築事業では、信濃橋料金所から本線(1号環状線)に続く入路箇所に道路橋では国内初(建設当時)となるワッフル型UFC床版というものが採用されています。

*ワッフル型UFC床版については下記に紹介されています。

道路構造物ジャーナルNET

 この写真は三脚を使わずに手持ちで撮影したため、手ぶれしないようにシャッタースピードを速くし、その分、写真を明るくするためにF値を2.8と低くし、ISOも上げています。

 料金所は安全のために明るくライトアップされているため、コントラストにより料金所が明るく目立つ写真となっています。普段は何とも思わない料金所もかっこよく見える写真になっているのではないでしょうか。

 

撮影場所はこちらです。

 

また、この撮影場所を振り向けば、西船場JCT信濃橋渡り線のきれいな湾曲線も見ることができます。

 

さて、最後はこちら!

【撮影時の設定】

使用カメラ:SONY α7Ⅲ

使用レンズ:TAMRON 28-75mm f2.8

ISO:100

F値:f/18

焦点距離:31mm

シャッタースピード:20/1(20秒)

 大阪メトロ御堂筋線本町駅上の久太郎町3の交差点で撮影しました。夜景の代名詞であるイルミネーションと高架道路(阪神高速13号東大阪線)のコラボレーションですね。この写真では、イルミネーションで高速道路を囲ってあげることで高速道路をより強調してみました。

 こちらの御堂筋イルミネーションは毎年11月~12月に実施されており、御堂筋沿いの木々に電飾がつけられ、エリアによってさまざまな色の明かりで楽しむことができます。久太郎町(本町駅)周辺は青色で “ブルーミックス”と呼ばれているようです。この他にもイルミネーションと阪神高速とのコラボレーションが見られる良いところがあればお教えください。

 

撮影場所はこちらです。

 

最後に、私が一番よく使用しているレンズを紹介します。

TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDです。主なスペックは以下のとおり。

対応マウント:αEマウント系 フルサイズ対応

レンズ構成 :12群15枚   絞り羽根:9枚

焦点距離  :28~75m

開放F値  :F2.8

重量    :550g

 

 このレンズは俗に言う大三元レンズで、ズーム全域で「開放F2.8通し」を実現しており、「広角」「標準」「望遠」の3つの焦点域を一つのレンズでカバーしたものです。

 景色を大きく写したい「広角」、遠くのものを写したい時や圧縮効果を使いたい時の「望遠」、ストリートスナップなど汎用性の高い「標準」をカバーしていくので旅行に行くときはこれ一本で大体のものは撮影できます。また、F値も2.8通しなので、明るく写真を撮ることができ、広角端(焦点距離28mm)では最短撮影距離0.19mと、被写体にグッと近づいての撮影も可能です。

※F値は小さいほど明るく撮影可能。また、通しとは焦点距離を変えてもF値が変化しないこと。

 

 このレンズの長所はとにかく軽いことです。SONY純正のものは800gオーバーと大三元レンズは基本的には大きく重たいものがほとんどです。軽いレンズだと旅行に持っていくことに躊躇なく、たくさん写真を撮ることができるので軽さは正義ですね。

 

さて、今日はここまで。いかがでしたか?

本町周辺には阪神高速をきれいに、かっこよく写せるところが多いのでおススメですよ。

毎年、年末にはイルミネーションも実施されているようですので、撮影に行かれてはいかがでしょうか。アクセスは、もちろん大阪メトロ本町駅が断然おススメです。

 

今回はすこし長くなりましたね。次回もどうぞお楽しみに!

 

最後に少し宣伝させてください!

私、ゆゆまるは写真専用のInstagramをやっております。よければフォローお願いします。

アカウント名:yuyumaru1109

以上、ゆゆまるでした!

またね!

 

 

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