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土木フォトスタジオ⑬~これであなたも土木インスタグラマー!?~ “河内・大和川沿いの橋梁たちの巻”

土木フォトスタジオ⑬~これであなたも土木インスタグラマー!?~ “河内・大和川沿いの橋梁たちの巻”

2023.2.7

はじめての方は、はじめまして。前回を読んでいただけました方は、またお会いできてうれしいです。

 

最近、またレンズを購入した「ゆゆまる」です。購入したレンズはSONYのFE 24-105mm F4 G OSSです。これは広角(24mm)からちょっとした望遠(105 mm)まで1本のレンズで撮影できる優れものです。広く撮りたい景色も、遠くのものも、これ一本で撮影できるため、旅行時に交換用レンズを持って行かなくてもよく、荷物が減ってご機嫌です。しかも、手ぶれ補正機能がついており、多少の手ぶれはレンズで補正してくれます。F値もF4とそこそこ小さく、多くの光を取り入れられるため夜でも明るい写真が撮りやすく、背景をぼかすこともできます。なお、より明るく、より背景ボケを楽しみたいのであればF1.8などのレンズがおススメです。

※ここに登場する写真たちは上で紹介したレンズで撮影したものではありません…

 

さて、初めの話が長くなってしまいましたが、今回の被写体はこちらです。

第四大和川橋梁をはじめとする大阪府柏原市の大和川に架かる橋梁たちです。

大変お待たせいたしましたが、久しぶりに関西の橋に戻ってきました。

 

撮影した写真を見てみましょう。

【撮影時の設定】

使用カメラ:SONY α7Ⅲ

使用レンズ:TAMRON 28-75mm f2.8

ISO:100

F値:f/5.6

焦点距離:75mm

シャッタースピード:1/1000秒

 

長さ230mとなる第四大和川橋梁はJR西日本の鉄道橋です。この橋にはいくつかの特徴があり、まず一つ目は川に対して30度斜めに、しかも緩くカーブしながら架かっています。2つ目は、1931年から翌年にかけて発生した地滑りにより近くにあった亀ノ瀬トンネルが崩壊してしまったため、その代替ルートとして1932年7月に着工し、同年12月31日(大晦日ですね)に開通するという突貫工事で建設されたものです。最後は、鉄道橋の橋桁を支えるために桁受け用トラス橋(1枚目:写真中央、2枚目:写真右下、に写っている白いトラス橋)を有しています。これは何かが通る橋ではなく、あくまでも本線の橋桁を支えるためだけのもので、橋が2つ重なって見えますね。この構造は非常に珍しいもののようで、2019年に第三大和川橋梁と共に土木学会の選奨土木遺産に登録されています。

土木学会選奨土木遺産HP(関西本線三郷~河内堅上間橋梁群)

https://www.jsce.or.jp/contents/isan/files/2019_15.shtml

 

構図としてはシンプルに橋の緩やかなカーブを写真の端から端へつなぐようにしました。それだけでは寂しいため、鉄道橋という特性を活かし、電車が通るタイミングを狙って撮影しました。素早く駆け抜ける電車がブレないように速いシャッタースピード(1/1000)を採用しています。電車が入るといいアクセントになりますね。写真の色味は橋のもつ鉄の質感と1932年開通のレトロさを表現するために鮮やかさとは逆の方向に振っています。歴史ある橋梁は色薄めの方がレトロな感じで良いですね。

 

さて、次の橋梁はこちらです。

この橋梁の雰囲気が良かったので撮影しましたが、名称・詳細がわかりません。第六大和川橋梁?と思うのですが、詳しい方がいらっしゃいましたらお教えいただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。

 

 

撮影した写真がこちらです。

【撮影時の設定】

使用カメラ:SONY α7Ⅲ

使用レンズ:TAMRON 28-75mm f2.8

ISO:100

F値:f/5.6

焦点距離:72mm

シャッタースピード:1/250秒

 

あえて橋脚しか写さずに、上部の橋桁は水面に映る影のみとしてみました。

橋脚から延びる影の橋をメインターゲットとして撮影したもので、この橋梁はどんな橋かなと想像が膨らむなど、橋について考える機会にもなると考えました。

 

さて、今日はここまで。久しぶりの関西の橋はいかがでしたか?本当はもう一つ大阪府柏原市内の大和川に架かる橋を紹介したかったのですが、長くなりましたので次回のお楽しみということにしておきましょう。

 

撮影場所の紹介です。

第四大和川橋梁の撮影場所は橋梁の下を走る細い道路上です。車でのアクセスは困難なため、徒歩10分のところにあるJR関西本線の河内堅上駅から徒歩で行くことをおすすめします。


第六大和川橋梁?の写真は橋の下の獣道のようなところから撮影しました。

足を滑らせると川に落ちてしまう危険もありますので、おすすめしません。撮影される際は自己責任でお願いいたします。特に夜は足元が見えないため、昼間の撮影が賢明かと思います。私はビビりですので、藪の中の方には行かず、撮影後すぐに舗装路に戻りました…。

 

 

この土木フォトスタジオの筆者である私、ゆゆまるは写真専用のInstagramをやっております。よければフォローお願いします。

アカウント名:yuyumaru1109

以上、ゆゆまるでした!

次回もお楽しみに!

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